勉強のために、取材のような形でその道のプロにインタビューすることもあるでしょう。
その時に必要な勉強のスキルとしてメモが上手にとれることが大切になってきます。
これはノートの取り方とも重複するところはあります。
ノートというと、授業を聞いて受動的に書くというイメージですが、
メモはこちらから質問したり、何気ない会話で重要なポイントをかいつまんで議事録のように書くイメージですね。
要領のいいメモの取り方というのがあるので紹介します。
まず、メモ帳はポケットにはもちろん、枕元やトイレの中、風呂場など家のあちらこらちに置いていて、
何かよいアイデアやヒントになるようなことに出会ったとき、即座にメモできるように身近なところに置いておきましょう。
考えをまとめるときの項目整理や、本が贈られてきた場合のその本に対するコメントなどもこのカードを使って書きます。
必要なポイントを押えてまとめる。
ノートのおかげで、常に正しい判断をする材料が与えられてきたそうだ。
自分が困ったときに、自分はそれにどう対応し結果どうであったかを、つぶさに記録しておけば、次に同じような目にあったとき正しい判徴ができます。
何もかも逐一一字一句間違いなくメモしようとする人がいるが、労多くして功少ない
要点をとらえて人の話を整理して聞きましょう。
相手の話をキーワードや語句ごとに分割してメモし、あとでそのキーワードに従って要点を拾い上げていけばいい。
これは面白い、これは大切だと思った事柄以外はいっさい忘れ去り、そのことだけを重点的に聞きます。
無駄な部分はどんどん捨て去って、関係のあるものだけに絞り込みます。
話の中でキーポイントが五つくらいあったとしたらその一つ一つにまずキーワードをつけておきます。
キーワードをつけると、あとで検索したり整理したりするときに便利です。
箇条書きでもいいので、そのキーワードについての説明を書いておきましょう。
文宇数にすると十字から三十字くらいの間がいちばんいいです。
あまり長々と説明文を書くのは、あとでメモを見たときにすばやく内容を読み取れないおそれがあります。
短い言葉でまとめてこそ、要点をつかむ訓練になります。
文章にしてまとめる訓練をしましょう。
余計なことを考えずに、雑念を捨て去って素直に相手のしゃべることに集中しましょう。
ノートをとる場合も、ノートのほうに目を向けすぎると、文宇のほうに気をとられて肝心の話を聞き逃すことがあります。
講師の表情を見ながら聞いたほうが、よくポイントは押えられます。
重要なことをいう場合には、講師も顔の表情を動かします。
話を聞く前に、あらかじめ基本的な知識を頭に入れて予習をしておいてください。
「ここは自分の考えと同じだ」とか「違う」ということがはっきりするので、自分がどのことについてもっと勉強しなければならないかを早めに知ることができます。
整理しやすいように一件に一枚のメモがおすすめです。
メモは帰宅の電車内や自宅に帰ってから、一枚一枚丹念にチェックして、「指示事項」「要報告事項」
などの項目に分類し、必要なものは整理してファイルしておきましょう。